今月はコスタリカのコーヒーです。
同じ農園のコーヒーで、同じシティーロースト。
違いは、精製方法です。
なかなか、こういう同じ産地の豆を飲み比べが出来るお店は少ないと思います。
味の違いはぜひ飲んで感じてみてください。
コスタリカ / ラ・ピラ農園 ウォッシュト / シティロースト
標高3,451メートルを誇るムエルテ山の麓にある農園は朝からたっぷりと日光が当たります。
ラ・ピラでは収穫したチェリーをすぐに精製せず、湧水で一晩つけてから果肉除去を始めます。冷たい湧水につけることで、パーチメント内に糖分が残りやすくなると考えているそうです。
ウォッシュト精製で仕上げたラ・ピラのコーヒーは、厚みのある豊かなコクはもちろん、華やかで明るい酸が備わったバランスのよいカップが魅力的。
コスタリカ / ラ・ピラ農園 ハニープロセス / シティロースト
ラ・ピラ農園からパルプトナチュラル、通称「ハニープロセス」で作られたコーヒー。果肉除去後、ミューシレージという粘液質を機械で部分的に取り除いてからパーチメントを乾燥させます。
「ハニー」と名がついているので、ハチミツみたいに甘いのかなと想像されると思いますが、優しい香りと甘みがあります。冷めてくると一層甘さが強調されるので、その温度による味わいの変化もこのハニーを楽しむポイント。
ぜひ、ウォッシュトとの精製による違いを楽しんでみてくださいね。