自然な音で聴けるひょうたんスピーカー
秋元しゅうせいさんによる、ひょうたんを使った低出力のモノラルスピーカーです。
ひょうたんの形によって1つ1つ微妙に音が違います。高低音が強調されていない、音圧の高くない音ですので、耳が疲れない自然な音を出してくれます。
アンプが入っていないので電池も使いません。どこでも持ち運び可能で、ちょっと音楽を聴きたいキッチンなどにも良さそう。外では(もう寒いので来年ですが)BBQの時にも重宝しそう。
茶色と緑に塗装されているひょうたんはシェラック塗装されています。
シェラックとは東南アジア原産のカイガラムシの昆虫ラック虫の分泌物を精製した自然塗料です。
ラック虫は赤色の色素を出すために珍重され中国では染料としてBC2000年に使っていたそうです。
シェラックは音響的にすぐれていて、バイオリンやチェロなどの塗装に古くから使われています。また、その優美な仕上がりから高級家具にも使われています。塗料以外にも昔のレコード、SP盤の素材だったり、その無毒性から医療用、食品用、化粧品用として世界中で利用されています。
秋元 しゅうせい
1955年生まれ。
1987年にインスピレーションが降り、最初のひょうたんスピーカーを考案。以降、たくさんのひょうたんスピーカーを開発・制作。
「ひょうたん宇宙」と「人の意識に作用する音」の深い探求と研究を重ね、可能性を追求し続けて現在に至る。